
2016.06.10
6月9日に実施したバランス調整によってCとUCのメカニックが強化され、これまで以上にメインユニットとしての活躍が望めるようになりました。そこで当記事では、「CとUCのカードを主力にしたサンプルデッキ」を紹介。その狙いや立ち回り方を解説していきます。
デッキのコンセプトとポイント
今回実施した「HPの実数値の増加」「ストライクオペレーション(SO)のリロード時間の短縮」「被撃破時に経験値が増加し戦術ポイント(TP)を獲得」という調整は、CとUCのユニットの戦い方に大きな影響を与えました。サンプルデッキでは、これらの調整点を活かせる編成にしています。
■連携SOを持つメカニックを攻撃の中心に
SOリロード時間が短縮されたことにより、CとUCのメカニックはSOを短いサイクルで発動できるようになりました。連携SOを持つメカニックだと、さらにSOでの攻撃回数を増やせます。サンプルでは、3つのメインすべてが連携SOを使えるようにしています。
■CとUCのメカニックでもしぶとく戦える
HPの実数値が変化したことで、CとUCのメカニックは生き残りやすくなりました。例えば「ヒルドルブ(タンク形態)(UC)」はカード表記のHPが15で、調整後の実数値は35000。効果の増した援護防御も含めると、かなりしぶとく戦えます。サンプルでは、メインに「ヒルドルブ」を据えた防御重視のチームも編成しています。
なお、調整によって、援護防御のダメージカット効果は25%になりました。このカット効果は複数ユニットが参加する場合、援護防御1回目で減少したダメージの数値に足す形で2回目の25%カットがかかります(3回目は、2回目の数値に足す形)。
■低コストの旨みは健在
CとUCのユニットは低コストなので、ある程度撃破されても戦闘を続行できます。そのため、「被撃墜時に経験値が増加しTPを獲得」という要素を活かすことが可能です。また、自軍メインの被撃破数が増えるほど効果が上昇する「カイ・シデン(UC)」のストライクブースト(SB)「哀戦士」との相性も良いといえます。サンプルは、6~7回ほど撃破される想定で組んでいます。
メインユニットは3機とも連携SOを連発して大ダメージを狙っていきます。スキルやSBの効果により、TPを獲得しやすく、また被撃破後の攻撃力アップ効果などを得ているため、CとUCだけのデッキながら、十分な戦果が期待できます。
1番機の編成
●メインユニット [合計コスト:280]
「ヒルドルブ(タンク形態)(UC)」コスト:180/「デメジエール・ソンネン(C)」コスト:100
このデッキのメインのなかでは最もコストが高いことを逆手にとり、オトリ役として立ち回らせます。また、ストライカーを防御重視にすることで、よく狙われながらも簡単には撃破させず、しぶとく戦っていきます。戦闘の終盤は「カイ」のSB「哀戦士」の効果が乗った連携SOを切り札とし、攻撃役として活躍させるイメージです。
●トルーパー [合計コスト:610]
①「ジェガンD型(UC)」コスト:125/「サラ・ザビアロフ(C)」コスト:80
②「陸戦型ジム(C)」コスト:70/「カレン・ジョシュワ(C)」コスト:85
③「メタス(C)」コスト:90/「バナージ・リンクス(UC)」コスト:160
「ジェガンD型」は援護防御強化、「陸戦型ジム」は自軍メイン撃破後の攻撃力と命中率強化が狙いで、「メタス」はTPの獲得役です。また、メインはHPが減った状態で戦う状況が増えるため、HP1/2以下でストライクアタック(SA)が発動しやすくなる「サラ」と、HP3/4以下で経験値獲得量が増加する「カレン」を編成しています。「バナージ」は経験値ブーストとダメージ軽減が目的です。
●ストライカー [合計コスト:620]
①「ザク・タンク(砲撃仕様)(C)」コスト:85/「カイ・シデン(UC)」コスト:155
②「ザク・タンク(砲撃仕様)(C)」コスト:85/「ファ・ユイリィ(C)」コスト:75
③「アッグガイ(C)」コスト:70/「トラヴィス・カークランド(UC)」:150
3ユニットとも援護防御が可能な防御重視の編成。前述の「ジェガンD型」で防御効果を高め、敵の攻撃に耐えていきます。戦闘の終盤は攻撃重視に切り替え、「カイ」のSBで攻撃力を、「トラヴィス」のSBで命中率をアップさせた連携SOを繰り出していきます。
2番機の編成
●メインユニット [合計コスト:225]
「ジェスタ(C)」コスト:120/「ナイジェル・ギャレット(C)」コスト:105
「ジェスタ」は、連携SOの使用を前提に編成。「ギャレット」らのスキル「トライスター」を活かして経験値ブースト役を担いつつ、連携SOでのダメージも狙っていきます。
●トルーパー [合計コスト:625]
①「ジェガンD型(UC)」コスト:125/「サラ・ザビアロフ(C)」コスト:80
②「陸戦型ジム(C)」コスト:70/「デメジエール・ソンネン(C)」コスト:100
③「メタス(C)」コスト:90/「バナージ・リンクス(UC)」コスト:160
トルーパーの狙いは、基本的に1番機のものと同様。援護防御の強化や、TPの獲得と経験値の増加を目的としています。なお、より命中率を上げるため「ソンネン」を入れました。
●ストライカー [合計コスト:615]
①「ジェスタ(C)」コスト:120/「ワッツ・ステップニー(C)」コスト:95
②「ジェスタ(C)」コスト:120/「ダリル・マッギネス(C)」コスト:95
③「ジュアッグ(C)」コスト:85/「ダグ・シュナイド(C)」コスト:100
「ジェスタ」は、援護攻撃と援護防御の両方が可能な万能型。TPは連携SOを中心に使いますが、敵の攻撃の予測ダメージしだいでは援護防御も行い、生き残りを狙います。
3番機の編成
●メインユニット [合計コスト:175]
「コア・ブースター(C)」コスト:90/「セイラ・マス(C)」コスト:85
TPはすべて攻撃に使うイメージで戦う、このデッキのアタッカー。低コストであることを活かし、撃破覚悟で敵に突撃させます。撃破されてもさほど痛手は受けないうえ、撃破されるほどカイのSB「哀戦士」の効果が高まります。
●トルーパー [合計コスト:645]
①「ガンタンク(UC)」コスト:145/「サラ・ザビアロフ(C)」コスト:80
②「陸戦型ジム(C)」コスト:70/「デメジエール・ソンネン(C)」コスト:100
③「メタス(C)」コスト:90/「バナージ・リンクス(UC)」コスト:160
TP獲得や経験値増加などの狙いは1・2番機に近いですが、このチームには援護防御可能なユニットがいないため、「ジェガンD型(UC)」は未編成に。代わりに「ガンタンク」を入れ、同時攻撃時の命中率と回避率を強化します。
●ストライカー [合計コスト:610]
①「コア・ファイター(C)」コスト:75/「ハヤト・コバヤシ(C)」コスト:80
②「コア・ファイター(C)」コスト:75/「トラヴィス・カークランド(UC)」コスト:150
③「コア・ファイター(C)」コスト:75/「カイ・シデン(UC)」コスト:155
3ユニットとも援護攻撃が可能なので、SO時は積極的にダメージアップを狙います。自軍メインがある程度撃破された状態でカイのSBが乗れば、その攻撃はかなり強力になります。
バランス調整によって、メインとして使いやすくなったメカニックはこれら以外にも存在します。当記事を参考にしたうえで、ぜひいろいろなデッキを構築してみてください。